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「トミヤスは最大のサプライズ」英メディア絶賛も… 冨安健洋がアーセナル1年目を「まだまだ」「満足できない」と話した理由〈現地取材〉
text by
田嶋コウスケKosuke Tajima
photograph byVisionhaus/Getty Images
posted2022/05/31 11:02
負傷離脱期間が長引いたのは惜しかった。とはいえ、冨安健洋がアーセナルで見せたプレーのクオリティは非常に上質だった
「アーセナルで何かしら勝ち取れることが……」
1シーズンを戦ったプレミアリーグについて、冨安は「シンプルに1試合のインテンシティが高い分、その1試合の疲労度というのはやっぱり全然違います。あとは毎試合、毎試合100%の状態でないと難しい試合になる」と言う。
そして、次のように力を込めた。
「ここで生活をしていて幸せに感じます。アーセナルでプレーしていることも幸せに感じています。できる限り長くここでプレーすることと、何かしら(タイトルを)勝ち取ることができたらいいなと思っています」
かくして、冨安のプレミア1年目は幕を閉じた。「まだまだです」「本当に満足していない」と本人は語りながらも、世界最高峰のプレミアリーグで貴重な経験を積み、試合を重ねるごとに成長していったのは紛れもない事実である。
プレミアリーグと欧州リーグ、そして11月には日本代表としてカタールW杯も控えている来季、果たしてどんなストーリーが待っているか。23歳のサムライ戦士の活躍に期待したい。
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