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「国内最高額の賞金総額600万円!」ベストセラー作家・東野圭吾はなぜスノボの大会を“自腹で”開くのか? 

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秋月透馬(文藝春秋)

秋月透馬(文藝春秋)Toma Akizuki

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photograph byShigeki Yamamoto/“tochi” sato

posted2022/05/07 17:03

「国内最高額の賞金総額600万円!」ベストセラー作家・東野圭吾はなぜスノボの大会を“自腹で”開くのか?<Number Web> photograph by Shigeki Yamamoto/“tochi” sato

ベストセラー作家・東野圭吾氏が発起人の大会『スノーボードマスターズ(SBM)』。3年ぶりとなった今大会には、北京五輪女子ハーフパイプ銅メダリストの冨田せな、同5位の冨田るき(写真)などハイレベルな選手が集まった

「動画をみて、ジャンプだけを練習するのもいいけれど、『雪山』でどれだけ上手く滑れるかどうかを極めるのが、本来のスノーボードだと思うんです。若いアスリートたちも、この大会に出場して、『スノーボードがうまいかどうか』で勝負してみてほしい」

 第3回SBMで、若いライダーたちは、大いなる刺激を受けていた。ニッポンのスノーボード競技は、もっと強くなる。そう感じた大会だった。

 大会期間中、競技に挑む選手たちに、東野氏はこんなことを語りかけていた。

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「みなさんが、スノーボードをどれだけ好きかを示すことが――、我々がこの大会を大いに楽しむことが、コロナ禍に対しての、戦争に対しての答えになると思っています。

 今、戦争が起きているから、おとなしくしていようと考えるのは、争いを仕掛けた人たちの思い通りになってしまうことになる。私たちも、選手である皆さんも、(日々を)自由に楽しみましょう。この大会が、そんなことの象徴になったら嬉しいです」

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