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「初めて日本人がバルサのカンプノウで勝利」歴史的瞬間を撮った… 鎌田大地のアシストと献身に感動した理由〈長谷部誠も出場〉
text by
中島大介Daisuke Nakashima
photograph byDaisuke Nakashima
posted2022/04/20 11:02
鎌田大地はELバルサ戦で攻守にわたって奮闘した
長谷部が投入され、逃げ切りに成功した
バルサが3点のリードを奪われ、ゲームは終わったという空気感に包まれていましたが、最後までバルサも猛攻を仕掛けました。その流れの中で長谷部も投入され、デンベレのマークなどにつきました。
アディショナルタイムにバルサが2点を奪うと、会場は盛り上がりましたが、最終的には2-3でゲーム終了。鎌田が大きくガッツポーズし、サイドでコンビを組んだコスティッチと労をねぎらいあう姿が印象的でした。
後に3万人近いフランクフルトファンがいたと発表されましたが、年間シートを持つソシオからの転売があったとも言われています。この一戦をホームで戦えることは大きなアドバンテージになるはずでしたが、蓋を開けてみると、どっちのホームゲームなのか分からない状況になってしまいました。
なおこの試合、調べてみると「リーガ、CL、ELなどカンプノウでのバルサ戦で、日本人選手にとっての初勝利」だったようです。
城彰二に始まり、中村俊輔ら数多くの日本人選手がリーガの舞台に挑み、乾貴士や柴崎岳がバルサ戦で印象的なゴールを奪ってきました(特に乾はカンプノウで2ゴール!)。久保建英がカンプノウでバルサと対戦する機会も撮影していますが……鎌田、そして長谷部が経験した「カンプノウでの歓喜」を写真に残すことができて、光栄に思います。
記事内で紹介できなかった写真が多数ございます。こちらよりぜひご覧ください。