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鈴木誠也2ホーマーにMLB公式「名演だ」子供も喜ぶ“セイヤの神対応” 大谷翔平は微妙判定に思わず…〈写真で見るMLB日本人〉
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NumberWeb編集部Sports Graphic Number Web
photograph byGetty Images
posted2022/04/14 17:02
MLBの舞台で奮闘する大谷翔平と鈴木誠也
今季は労使協定がもつれたために開幕が遅れ、オープン戦期間も短かった。投手にとっては準備期間が短かったという難しさがある。
ただ開幕前、ダルビッシュは冒頭の言葉を口にし、「イレギュラーですけど、毎年の3月のはじめの方くらいの状態には持ってきてはいたので、まったく問題ない状態です」とも語っていた。メジャー11年目となったダルビッシュの探求心なら、キッチリとリベンジを果たしてくれるはずだ。
大谷がテーマに挙げる「ボール球を振らないこと」
<名言4>
ストライクを打って、ボール球を振らないこと。シンプルですけど、それが一番難しい。
(大谷翔平/Number1048号 2022年3月31日発売)
◇解説◇
明らかに打者・大谷へのマークがきつくなっているのでは?
そう思って毎朝の中継を見るファンも多いのではないか。
開幕から1週間、エンゼルスの大谷翔平から“ビッグフライ”は出ていない。相手投手が低めのコースなどへの配球を徹底し、緩急差で大谷のタイミングを外そうと意識しているのは間違いない。MLB現役最多226勝を挙げたジャスティン・バーランダーが、右ひじ手術からの復帰戦で大谷から3三振を奪ったのがその象徴だろう。
一方、大谷視点で見ると、ゾーン外と見切ったボールがストライク判定され、思わず天を見上げて手を振るシーンもあったのだが……。
ただ大谷は開幕前「Number」のインタビューで「ボール球を振らないこと」をポイントに挙げている。好球必打の姿勢を保てば、実際、シフトを破った安打では自身最速となる打球速度「約191.7キロ」をマークしたものもあり、進化の跡は着実に見える。
もちろん、大谷の魅力は打撃だけではない。8日のアストロズ戦でMLBで初となる開幕投手となった大谷は球数制限がある中でも、5回途中9奪三振1失点の好投を見せた。
次戦は15日のレンジャーズ戦で予告先発となっている。ア・リーグ西地区2位とまずまずのスタートを切ったエンゼルスにさらなる勢いをもたらすために――やはり大谷の活躍は必須である。
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