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鈴木誠也2ホーマーにMLB公式「名演だ」子供も喜ぶ“セイヤの神対応” 大谷翔平は微妙判定に思わず…〈写真で見るMLB日本人〉
posted2022/04/14 17:02
text by
NumberWeb編集部Sports Graphic Number Web
photograph by
Getty Images
<名言1>
野球をやっていることがすごく楽しくて、毎日毎日、課題が出るということが自分の中では嬉しい。
(鈴木誠也/NumberWeb 2022年4月3日配信)
https://number.bunshun.jp/articles/-/852662
◇解説◇
2022年のMLB、開幕1週間で毎朝ポジティブな話題を提供したのはカブスに加入した鈴木誠也だ。
大谷翔平と同い年でカープの主軸を担い続けた鈴木。昨夏の東京五輪では日本代表の4番打者として金メダリストに輝くなど、日本で残した実績を買われてメジャー挑戦となった。
5年総額100億円超とも言われる高額契約に、その期待値の大きさが現れているが……オープニングウィークで実力の片りんを見せた。
<鈴木誠也の開幕1週間の成績>※日付は以下全て日本時間
8日:2打数1安打2四球
10日:3打数1安打3打点1四球
11日:3打数1安打1本塁打3打点1四球
13日:4打数2安打2本塁打2打点
14日:3打数1安打1打点1四球
打率.400 3本塁打 9打点 OPS1.524
開幕戦で3出塁1得点とチームの勝利に貢献すると、3戦目でMLB初本塁打。さらに翌日の試合では2打席連続本塁打を放ち、これがこの日のカブスの全打点となり、2-1の勝利に大きく貢献した。
MLB第1号、さらには2本塁打を放った試合はMLB公式YouTubeで特集され、「セイヤ・スズキ、ピッツバーグで名演だ!」とのタイトルで称賛されている。さらに試合前後には現地の子供ファンに快くサインするなど、もう“セイヤ人気”は沸き上がっているようだ。
開幕前、鈴木誠也はこのように語っていた。
「もちろんデータも大事ですけど、人間がやることなんで。打席に立った感覚と本能みたいなものは大事にしていきたいと思っている。あんまり考えすぎてもおかしくなってしまいそうなので、自分の考えを大切に持ってやっていきたい」
いきなりの大活躍でマークは厳しくなりそうだが、強打強肩のアウトフィールダーとして、その評判はシカゴにとどまらないものになるかもしれない。