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サッカー日本代表PRESSBACK NUMBER
日本代表名将アンケート3~5位は「トルシエ、ザック、オフト」の外国人監督だったけど…順位は誰が一番上?〈総投票数500超〉
posted2022/03/29 11:03
text by
NumberWeb編集部Sports Graphic Number Web
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Sports Graphic Number
7大会連続W杯出場を決め、今や“W杯常連国”となった日本。そこに至るまでの過程の30年間では、数多くの印象的な指導者が指揮を執ってきました。
NumberWebは『サッカー日本代表の30年、あなたが選ぶ「最高の名将」は誰ですか?』というテーマでアンケートを実施。わずか5日間の期間に合計511票が集まり、今もなお日本代表への興味と熱を感じさせる結果となりました。今回はその中から「トップ5」に選ばれた監督と、皆さんからのご意見を紹介していきます(全2回/1、2位編も)。
3位:フィリップ・トルシエ/69票
開催国として迎える2002年W杯。初のグループステージ突破を目指すという重要なミッションを託されたのは、トルシエでした。アフリカ各国で指導歴を積んだトルシエは「フラットスリー」と呼ばれたハイラインの3バックシステムを代名詞にしました。
アンダー世代の代表監督も任されて小野伸二、稲本潤一、小笠原満男、中田浩二ら「黄金世代」の覚醒を導いた一方で、強権的な指導に批判の目を向けられ、中田英寿らとの“確執”も噂されたことも。
それでも99年ワールドユース準優勝、00年アジア杯制覇とシドニー五輪ベスト8、01年コンフェデ杯準優勝と結果を残して解任論を黙らせ、最終的には日韓W杯グループステージを2勝1分けで首位通過し、日本列島を沸騰させました。
「初めてW杯で決勝トーナメントに進出した監督であり、ユース世代のW杯でも準優勝の結果を残している。協会、選手間とも問題はあったかもしれないが、日本サッカー界には大きな結果を残した監督だと思う」(40代男性)
「サッカーを見るのが楽しかった。あとは、ネームバリューのある選手に忖度せずいいチームを作った気がするから選手に嫌われるのも監督の役目なのかなと思った」(30代女性)
「日韓W杯を通して、決勝トーナメントまでいった際には、半ば子供染みた態度ではあったが、割と真面目でチャーミングなところもあり、憎めない監督でした。なんといっても『フラット3』が画期的(に見えて)で、懐かしいです」(40代女性)
「サッカー自体は面白くなかったが、一試合一試合細かく勝ちに拘った戦いをしていた。試合の細い時間ごとの試合運びは日本人に“勝つ”という概念、感覚を植え付けた。……特にディフェンスです」(60代男性)
「自国開催だったこともあってダバディ通訳との名コンビぶりがとても印象に残っている」(40代男性)