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エフフォーリアの調教師がズバリ明かした“今年のレース出走プラン”とは?「まずは大阪杯。宝塚記念もあるかも。そして秋は…」
text by
平松さとしSatoshi Hiramatsu
photograph bySatoshi Hiramatsu
posted2022/03/19 17:00
厩舎でのエフフォーリアと鹿戸調教師
調教師が明かす今年のプラン「まずは大阪杯。そして…」
そんなエフフォーリアの今年のプランについて、鹿戸調教師は語る。
「この春はまず大阪杯(4月3日、阪神競馬場、芝2000メートル)を目標に仕上げます。そのレースぶりと、その後の状態次第では宝塚記念(6月26日、阪神競馬場、芝2200メートル)もあるかもしれません」
更に秋に関しては天皇賞・秋、ジャパンC、有馬記念の3GIスイープを目標にしたいそうだが「まずは目前の大阪杯へ向けて万全を期す」と言う。
「有馬記念の後、昨年のうちにノーザンファーム天栄へ放牧に出しました。幸いひどい疲れもなかったようなので、年が明けてからは少しずつ乗り込めていけました」
毎週トレセンから天栄に通って様子をチェックしたと続ける。
万全の状態で大阪杯へ
「毎週牧場まで行って雰囲気を見ながら場長と相談しつつ進めていきました。幸い元気一杯で良い放牧になったと感じました」
そこで大阪杯から逆算し、1カ月前の3月4日に美浦トレセンに戻した。
「徐々に動かして先週の日曜日(13日)にウッドチップコースでさらっと乗りました。いつも通り順調にこなしてくれたので、水曜日には併せ馬をしましたが、まだ無理する時期ではないので『相手に合わせる感じで良い』と指示して、実際その通りの良い追い切りが出来ました」
現時点で馬体重は「530キロ前後ある」と言う。516キロだった前走の有馬記念を含め、レースでは大体510キロ台で走っているので、成長分を考慮してもまだ少し太いという事だろうか?
「そうですね。まだ余裕があります。様子を見ながらにはなりますが、この後、レースまでに毎週2本、少しずつピッチをあげて追い切る予定なので、レースまでにはまだ絞れるはずです」
主戦の横山武史騎手には「1週前追い切りとなる23日と最終追い切りを予定している30日に跨ってもらうつもり」だと言う。