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熱狂とカオス!魅惑の南米直送便BACK NUMBER
“元U-14日本代表”甲斐翔大18歳がブラジルでプロに! 「1年で体重が6kg増えました」“日本式練習との違い”とは?
text by
沢田啓明Hiroaki Sawada
photograph byFC Ska Brasil
posted2022/03/16 06:01
エジミウソンが運営するクラブに所属する日本人の甲斐翔大。フロンターレのアカデミー所属経験もある彼にブラジル流の育成について語ってもらった
「フロンターレでは、トップチームにならって、丁寧にパスをつなぐことを叩き込まれました。組織的に守り、攻めるというプレー哲学でした。一方、マルセでは『アタッカーが最初に狙うべきなのは、相手守備陣のウラを取ること。足元で受けるのは、次善の策』と教えられ、個人で突破することを叩き込まれました」
――マルセにはいつまで?
「ビザの関係もあり、3カ月で帰国しました。実は、スペインへ行く前から将来的にスカ・ブラジルに入ることが決まっていて、2019年1月にブラジルへ渡りました。ただ、当時はまだクラブの活動が始まっておらず、エジミウソンの紹介で別のクラブのアカデミーに入って練習を積みました。その後、故障をして帰国していた時期もあったのですが、2020年1月、スカ・ブラジルに入団しました」
「ポジション別に専門家から細かい指導を」
――スカ・ブラジルの選手たちのレベルは?
「マルセも世界中からプロを目指す若者が集まっていてハイレベルでしたが、ここはさらにレベルが高いと思いました。ハングリー精神もすごい」
――練習方法の特徴は?
「個人能力を高めるための練習が多い。ポジション別に、専門家から細かい指導を受けることが多いです」
――フィジカル練習は?
「トレーナーが付いてみっちりやります。エジミウソンからも言われて重点的に取り組んでおり、この1年で体重が6kg増えました。そのお陰で、当たり負けしなくなった」
――目標とする選手は?
「最初に憧れたのはペレ。いつも動画を見ていました。メッシ(パリ・サンジェルマン、アルゼンチン代表)、ブルーノ・フェルナンデス(マンチェスター・ユナイテッド、ポルトガル代表)も好きですね」
ポルトガル語の日常会話はほぼ問題ないです
――ポルトガル語は話せますか?
「少しずつ勉強してきたので、日常会話はほとんど問題ありません」
――生活全般は?
「選手寮に住んでいますが、快適です。食事もおいしいし、日本人スタッフもいるので全く問題ないです」
――「日本のフットサルのレジェンド」と呼ばれる父を持つことをどう思いますか?