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1位は“断トツ”羽生結弦、では大接戦の2位は?「あなたが忘れられない冬季五輪アスリートは誰ですか?」ベスト5結果発表《5000人アンケート》
posted2022/02/17 11:04
text by
NumberWeb編集部Sports Graphic Number Web
photograph by
JMPA
4年前の平昌に続き、開催中の北京冬季五輪でも印象的な活躍を見せている日本人アスリートたち。大会はすでに終盤を迎えましたが、今後もフィギュアスケート女子フリーやカーリングなど、2月20日の閉会式まで注目競技が続いていきます。
連日の熱い戦いに、これまでの冬季五輪の名シーンがフラッシュバックしている人も少なくないことでしょう。Number Webでは開幕に先駆けて、過去の冬季五輪に出場した日本人選手を対象に「あなたが忘れられない冬季五輪アスリートは誰ですか?」というテーマでアンケートを実施。計5348票が集まりました。
後編では、いよいよ5位から1位の結果を発表。もっとも多くのファンの投票を集めた冬季五輪アスリートは、いったい誰だったのでしょうか。<前編ではアンケート6~10位の結果を公開中です>
5位 スキージャンプ団体(98長野) 190票
5位に選出されたのは、長野五輪で悲願の金メダルを獲得したスキージャンプ団体(岡部孝信・斎藤浩哉・原田雅彦・船木和喜)です。ラストジャンパーの原田選手がまさかの失敗ジャンプとなり、金メダルを逃した4年前のリレハンメル五輪。リベンジを誓う“日の丸飛行隊”でしたが、悪天候の影響で2回目を前に4位とメダル圏外に落ちてしまいます。
大雪で競技の継続が危ぶまれるなか、テストジャンパーたちが2回目を飛ばせるための試技を成功させ再開にこぎつけると、日本は岡部選手の大ジャンプで1位に浮上。さらに3人目の原田選手も、トラウマを払拭するかのような137mの最長不倒をマークし、最後は若きエース・船木選手が優勝を決めました。2回目を飛び終えた原田選手の「ふなき~」という祈りの声は、今も名シーンとして語り継がれています。
「原田さんのそれまで背負ってきたプレッシャー、それを本番で跳ね除けて繰り出した大ジャンプ、そして解放された後も仲間を応援しようという人間味。全てが集約された『ふなき~』だった。今でも忘れられない」(47歳・男性)
「原田選手の、チームを巻き込んでしまったどん底からの大逆転劇。どんなに苦しかったことか。原田選手も関係した選手たちも。こんなドラマはないです。金メダルの瞬間は、会社のテレビでオフィスのみんなで見ました。大興奮でした! あの日、東京も寒かった~!」(54歳・女性)
「初めてリアルタイムで見たオリンピックでした! 幼心に感動したことを覚えています。原田選手の『船木~』は名言ですね。しばらく学校で流行りました(笑)」(36歳・女性)
「表舞台には立てないテストジャンパーたち、またそれに応えた代表ジャンパーたち。見ていて鳥肌が立ちました」(67歳・男性)
「スポーツが最高にして最後のリアルエンターテインメントなんだと、思い知った瞬間ですね。どうしても原田と船木がフィーチャーされますけど、僕は岡部と斎藤の安定したジャンプが、あの劇的な結果を生んだんじゃないか? と思っています。いや、でもあの時の原田と船木……最高でしたね!」(49歳・男性)