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1位は“断トツ”羽生結弦、では大接戦の2位は?「あなたが忘れられない冬季五輪アスリートは誰ですか?」ベスト5結果発表《5000人アンケート》
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NumberWeb編集部Sports Graphic Number Web
photograph byJMPA
posted2022/02/17 11:04
ソチ五輪と平昌五輪を連覇したフィギュアスケート男子の羽生結弦
2位 高橋大輔(06トリノ、10バンクーバーほか) 699票
2位に選ばれたのは、アジア人で初めてフィギュアスケート男子シングルのメダルを獲得した高橋大輔選手です。2006年のトリノ五輪から2014年のソチ五輪まで3大会連続で出場し、そのすべてで入賞。とりわけ、右膝の前十字靭帯断裂および半月板損傷という重傷で長く戦列を離れながら見事カムバックを果たし、銅メダルに輝いた2010年のバンクーバー五輪は見るものに勇気を与えました。
「大怪我を乗り越えて視線を釘づけにしたショートの『eye』。そして4回転を回避せず果敢に挑戦して表現者として見せてくれた『道』。あの感動は忘れられません。スポーツと芸術の融合。まさにそれこそフィギュアスケートそのものです」(66歳・女性)
「怪我で1年治療後の復活劇! 本当に感動しました。真央ちゃんと迷ったー!」(36歳・女性)
「当時の私は大学生で、とある球技に打ち込んでいましたが、同じ怪我に苦しむチームメイトが高橋選手にパワーを貰って辛いリハビリに励んでいました。記録にも記憶にも残る偉大なスケーターだと思いますし、心から尊敬するアスリートです」(30歳・男性)
「日本人男子初めてのメダル。言葉では言い表せないほど素晴らしい演技でした。笑顔も感動で泣きそうな顔も、一生忘れられない瞬間です」(40歳・女性)
「大怪我を乗り越え、失敗を恐れずチャレンジする姿、圧倒的な表現力にただただ感動しました」(51歳・男性)
「人生の喜怒哀楽を表現したフリーの『道』は、何度も挫折や困難を乗り越えてきた高橋選手のスケート愛が溢れていて、何度見ても胸が熱くなります」(49歳・女性)
また「魅せるスケーター。毎年プログラムが楽しみだった」(73歳・男性)、「いつも物語を見ているようで、一瞬で引き込まれる。今、このような演技ができるスケーターはいないと思う」(44歳・女性)という声も寄せられるなど、抜群の表現力も高く評価されている高橋選手。2014年に一度は競技を退きましたが、2018年に現役復帰を表明、その後アイスダンスに転向したことも注目を集めました。長く日本のフィギュアスケート界を牽引し、35歳となった現在も挑戦を続ける姿に、多くのファンが刺激を受けていることでしょう。