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プロ野球PRESSBACK NUMBER
周東佑京、和田康士朗に続く“俊足ランナー”候補は? 一塁への到達タイム「4秒切り」のスゴい脚リスト
text by
西尾典文Norifumi Nishio
photograph bySankei Shimbun
posted2022/02/04 11:08
脚で知名度を上げたソフトバンク周東佑京。今年もスピードスター候補は豊作のようだ
浦口と同じ東都リーグ1部でプレーする選手では中央大・齋藤未来也(外野手・関東一)も快足自慢の1人だ。
各塁の到達タイムは一塁3.77秒、二塁7.45秒、三塁10.82秒とプロでもトップクラスの数字を誇り、しかもこれらはいずれも高校時代にマークしたものである。高校2年の冬に取材した時は、小学1年生で参加した少年野球の練習で3年生と一緒に走って圧勝し、高校まで一緒にプレーした選手で自分より速い選手を見たことがないと話していた。
大学進学後は期待されながらも打撃に苦しみ、レギュラー獲得には至っていないものの、昨年春の開幕戦では併殺崩れとなったショートゴロで一塁到達3.80秒をマークし、その後にはすかさず盗塁も決めている。
現時点では総合力では浦口にリードされるが、持っている脚力では決して負けていない。最終学年でのブレイクに期待したい。
また東都リーグでは東洋大・松本渉(外野手・龍谷大平安)も高校時代から俊足で話題を集めた選手だった。一塁到達の最速は3.80秒をマーク。1年からレギュラーとして活躍していながらも、昨季は自身もチームも成績を落として2部降格を経験しているだけに、今季は巻き返しに期待したい。
関西の大学球界では、浦口と三重高時代に1・2番コンビを組んでいた近畿大・梶田蓮(外野手・三重高)も面白い存在だ。昨年秋のリーグ戦では一塁到達3.89秒をマークしており、タイムリーでも4.11秒とヒットでも足を緩めないのは浦口と共通する長所だ。