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まさかの全日本選手権欠場、代表落ち…19歳紀平梨花が北京五輪を目指し続けた4年間「フィギュアスケートは私にとって命懸けの存在」 

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松原孝臣

松原孝臣Takaomi Matsubara

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posted2021/12/30 17:09

まさかの全日本選手権欠場、代表落ち…19歳紀平梨花が北京五輪を目指し続けた4年間「フィギュアスケートは私にとって命懸けの存在」<Number Web> photograph by Getty Images

北京五輪の代表選考会でもあった全日本選手権。怪我のため、紀平梨花はその舞台に立つことができなかった

「お世話になった方などにお返しするには、フィギュアスケートしかないと思っています」

 そこにてらいはなかった。心からの思いがあった。そしてお返しできる最大の舞台はオリンピックにほかならない。

真摯に磨いてきた土台は決して失われない

 北京への出場はかなわなかった。ただ、その足取りをたどれば、女子の選手が突き当たる成長期を経ながらトリプルアクセルの精度を高め、4回転サルコウを成功させるに至った。ジャンプにとどまらず、スピンやステップ、表現の面も含め、総合的な力を備えてきた。真摯に磨いてきた土台は決して失われない。

 試合の場に立てないという、何にも増して悔しい思いを味わったはずの紀平は、12月25日の夜、女子フリー終了後に自身のツイッターに記した。

「大きなプレッシャーの中みんな本当におめでとう」

「私も早く怪我を完治させもっともっと強くなって戻ってきます!! わたしもがんばります!」

 紀平梨花の真がそこにあった。

記事内で紹介できなかった写真が多数ございます。こちらよりぜひご覧ください。

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