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ディープインパクトが負けた日、北島三郎愛馬の引退レースは何位?「あなたが選ぶ最高の有馬記念」6~10位発表《1100人アンケート》
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NumberWeb編集部Sports Graphic Number Web
photograph by©Sports Graphic Number
posted2021/12/24 17:03
グラスワンダー(左)とスペシャルウィークという“最強世代”の2頭による大接戦となった1999年の有馬記念。写真判定の末、わずか4cm差でグラスワンダーに軍配が上がった
10位(同率) 1994年 ナリタブライアン 25票
同率の10位には、ナリタブライアンが制した1994年の有馬記念がランクインしました。圧倒的な強さでクラシック三冠を制したナリタブライアンは、このレースが古馬との初対戦。しかし兄のビワハヤヒデが引退したことで目ぼしいライバルはおらず、単勝1.2倍の1番人気に支持されました。
ナリタブライアンは大逃げを打ったツインターボを4コーナーで捕まえて先頭に立つと、そのまま後続を完封する横綱相撲で2着ヒシアマゾンに3馬身差の快勝。あらためて“シャドーロールの怪物”の力を強烈に印象づけました。
「三冠からの有馬記念制覇! シャドーロールをつけて走る姿がカッコよかった!」(39歳・女性)
「ナリタブライアンとヒシアマゾンの一騎討ち、そしてツインターボの果敢な逃げが印象的」(35歳・男性)
「古牡馬を圧倒し、女傑と言われたヒシアマゾンにも完勝。個人的に3歳時はディープインパクトよりも強かったと思っている」(49歳・男性)
「レースそのものも素晴らしかったが、初めて行った競馬場で超満員の観客の熱気に圧倒された」(45歳・女性)
9位 2005年 ハーツクライ 29票
9位に選ばれたのは、ハーツクライが無敗の三冠馬・ディープインパクトを破った2005年の第50回有馬記念です。歴戦の古馬が相手でも、ディープインパクトの単勝オッズは1.3倍。誰もが“無敗の四冠馬”誕生を疑いませんでした。
しかしレースでは4番人気のハーツクライが直線で抜け出すと、ディープインパクトの猛追を半馬身差でしのぎGI初制覇。後方からのレースを得意としていたハーツクライを先行させたC・ルメール騎手の手綱さばきが光りました。
「ディープインパクトが負けた衝撃的なレース」(55歳・男性)
「大歓声が巻き起こる有馬記念は数多くあったが、競馬場が静まり返る有馬記念はこの年以外には思い当たらない」(37歳・男性)
「ディープインパクトが後にも先にも国内でただ一つの敗戦になったから。ルメールしか出来ない騎乗だったのでは」(46歳・男性)
「善戦マンだったハーツクライが脚質転換によってディープインパクト相手にまさかの大金星、当時ハーツクライのファンだった自分としては大歓喜のレースでした。2頭のその先も含めて大好きなレースです」(43歳・男性)