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古橋亨梧のスパイクに「日の丸とKyogo」 セルティックでの絶好調ぶりを撮って体感した“スピードと日本代表での期待”

posted2021/12/02 17:01

 
古橋亨梧のスパイクに「日の丸とKyogo」 セルティックでの絶好調ぶりを撮って体感した“スピードと日本代表での期待”<Number Web> photograph by Daisuke Nakashima

セルティックで好調をキープする古橋亨梧。ELの舞台でも存在感を発揮している

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中島大介

中島大介Daisuke Nakashima

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Daisuke Nakashima

 ラ・リーガやヨーロッパサッカーの試合撮影を精力的に行っている現地在住の日本人フォトグラファー中島大介氏。そのオリジナル写真を定期的に掲載している。

 今回は今夏にスコットランドの名門セルティックに移籍した古橋亨梧について。21試合13ゴール5アシスト(12月1日時点/数字は「transfermarkt」より)と得点に絡み続けている古橋、ELでのプレーぶりや、横浜F・マリノスの前監督アンジェ・ポステコグルー監督も撮ってもらった。

古橋のスパイクに刻まれた言葉と日の丸

 11月25日、UEFAヨーロッパリーグのレバークーゼンvsセルティック戦の撮影のため、ドイツはレバークーゼンを訪れました。

 ドイツ西部に位置してヨーロッパでも最大の都市圏にあり、デュッセルドルフとケルンに挟まれています。デュッセルドルフ空港から電車で20分ほど、最寄駅より徒歩20分ほどで本拠地バイ・アレナに到着しました。

 居住地バルセロナの最低気温より、レバークーゼンの最高気温の方が低く、試合開始の18時45分には4度ほどの気温でした。

 両チーム先発メンバーが発表されると、古橋は先発グループとしてアップのために、ピッチに駆け出してきました。

 ストレッチをするセルティックの選手たちの後方を見ると、ドイツまで駆けつけた数多くのファンが、スタジアムの一角を占めていました。

 トレードマークにもなっている金髪をなびかせてアップする古橋。彼の足元に目を移すと、日の丸と「Kyogo」と刺繍の入ったスパイクを着用していました。

 ゴール裏席には、びっしりとレバークーゼンサポーターが。基本的にはノーマスクの人が多く、大きなチームフラッグがいくつも振られていました。

 先ほども触れた南ゴールには、セルティックサポーターの一角があり、選手入場に合わせて発煙筒が焚かれていました。違った意味(身バレ防止)でマスクをしている人が見て取れます。

 セルティック入場の際には、古橋の手を合わせて祈るような姿を撮影できました。

 両キャプテン、審判団が挨拶。セルティックは円陣を組みました。キックオフ直前、3トップの真ん中に入った古橋とレバークーゼンのワントップに入るアドリが言葉を交わし、古橋はかすかに笑みを浮かべました。

【次ページ】 GKのパンチングが古橋の頭にガツンと入り……

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