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開幕ダッシュに成功したブルズ。シカゴで輝きを放つ“名脇役”
posted2021/12/06 07:00
text by
宮地陽子Yoko Miyaji
photograph by
Getty Images
“ボルドマンバ”――ロサンゼルス・レイカーズ時代にファンがアレックス・カルーソ(現シカゴ・ブルズ)につけたあだ名だ。コービー・ブライアントのあだ名の“マンバ”に、禿を意味する“ボルド”。一見、褒めているのか馬鹿にしているのかわからないが、実際には愛情たっぷり。サラリーマンのような風貌で泥臭いプレーをする一方で、見かけによらない高い運動能力でダンクも叩き込むアンバランスな彼の魅力も反映したニックネームだ。
11月15日、ブルズに移籍後初めてステープルズセンターに戻ったカルーソを、レイカーズのファンは喝采で迎えた。2ウェイ契約から本契約を勝ち取り、'19-'20シーズンの優勝にも貢献。レブロン・ジェームズとの相性もよかっただけに、今も、サラリー節約のために再契約できなかったことを嘆くファンは多い。