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“暗闇”練習の成果は如何に? モラントが具現化する反骨精神。

posted2021/11/21 07:00

 
“暗闇”練習の成果は如何に? モラントが具現化する反骨精神。<Number Web> photograph by AFLO

2019-'20シーズンには新人王を獲得したモラント(中右)。今季、キャリア3年目で通算1000アシストに到達した

text by

宮地陽子

宮地陽子Yoko Miyaji

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AFLO

 ジャ・モラント(メンフィス・グリズリーズ)は夏の間、よく忍者の絵文字を使っていた。何の説明もなく忍者絵文字だけをツイッターに投稿した日もあれば、「暗闇へようこそ」との言葉が添えられたこともあった。

 モラントは「忍者」の意味については詳しく語っていないが、“暗闇”は人が見ていないときに行うトレーニングのことだと説明した。

「トレーニングの成果は、それを人に見せようが見せまいが、表舞台のコートに立ったときに明らかになるものなんだ」とモラントは言う。

 とすると、忍者は暗闇で密かに活動する者を意味しているのだろうか。実際、モラントはオフシーズンの練習写真や動画をSNSにほとんど投稿しない。それはサウスカロライナの小さな町で、元大学選手だった父のもと、練習に励んでいた少年期の日々に通じるものがある。大学に入るまで注目されることもなかったモラントには、「結果を出して世間を見返してやる」という反骨精神が身体にしみ込んでいる。

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