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バロンドールを逃してメッシも同情…“腹筋バキバキ”レバンドフスキを支える“元空手選手”妻アンナのスゴすぎるサポートとは? 

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パトリック・シュトラッサー

パトリック・シュトラッサーPatrick Strasser

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posted2021/12/01 17:00

バロンドールを逃してメッシも同情…“腹筋バキバキ”レバンドフスキを支える“元空手選手”妻アンナのスゴすぎるサポートとは?<Number Web> photograph by Getty Images

バロンドールの獲得はならなかったが、「ストライカー・オブ・ザ・イヤー」を受賞したロベルト・レバンドフスキ

 強い男の後ろには、強い女がいる――というのがドイツの決まり文句である。そして大抵の場合それが当てはまるのであるが、レバンドフスキの場合は2重の意味でそうである。アンナ夫人は、2014年に現役を引退するまでに、世界大会、欧州大会、ポーランドの選手権で38ものメダルを獲得し、自らも「私はファイターの性格」だと言っている。南ドイツ新聞のインタビューで、「空手によって私は自信をつけた。このスポーツが私を教育し、強くした」と語っている。

 アンナは空手をやりながら、ワルシャワの体育大学でスポーツを学び、その後栄養士の資格を取った。今ではポーランドのスーパースターであり、ロベルトと同じくらい有名である。彼女のインスタグラムには350万以上ものフォロワーがいる(11月30日時点)。

 フィットネスと食事についての本を執筆するだけでなく、ブロガーとしても知られ、ロベルトの他のスポーツ選手(サッカー選手が多い)にも栄養学的なアドバイスをしており、経営する会社は6つ。120人の従業員がいる。これらの会社は、アンナの化粧品ラインをプロデュースし、両親向けのウェブポータルを運営する他、「アンのヘルシーストア」というカフェのチェーン店を展開し、それに「フード・バイ・アン」が続いた。

 この商品シリーズのエナジーバー、スムージー、シェーク、スープ、ディップなどは、ポーランドのスーパーマーケットでも買うことができる。アンナはお手製のミューズリーバーやクッキーを、バイエルンでの練習の合間に食べられるようロベルトに持たせている。とにかく健康に良くて、パフォーマンスを向上するものばかりだ。時にアルコールやピッツァのような“罪深い”ものもありなのだろうか?

「時々、美味しそうに見えるために何かを食べたくなることもあります。でもそうすると後で気分が悪くなります」

 つまり、「ノー」ということだ。

2人の馴れ初めは?

 エネルギッシュなアンナは言う。「私は挑戦を必要としています」と。2人の子供の母として、ロベルトの妻として(2人は2013年に結婚)、プライベートでも挑戦はある。

 ロベルトとの馴れ初めはこうだ。2007年、ポーランドでの学生時代。大学のグループ旅行で「アンナは女の子たちのグループの中にいた。彼女のブロンドの髪がすぐに目についた」とロベルト。アンナは「ロビーと知り合った時、少し偏見があったので言ったんです。『あなたはサッカー選手なの? ふーん』って。そうしたら『アンナ、僕に少し時間をくれないかな。そしたら、僕が本当にどんな人間か君に見せるから』って。もう可愛かったわね。最初から気が合った。その後デートするようになって、そのうちもっと大きなものになった」と笑う。

【次ページ】 引退後は2人で「ヘルスアカデミー」を

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