熱狂とカオス!魅惑の南米直送便BACK NUMBER
「トルシエ、ジーコはほぼ同様。でもオシムは…」三都主アレサンドロが語る《あの頃と今の日本代表/サイドバック論》
text by
沢田啓明Hiroaki Sawada
photograph byHiroaki Sawada/Koji Asakura
posted2021/11/24 17:02
ブラジルでの直撃取材に応じてくれた三都主アレサンドロ。当時と今の日本代表について大いに語ってくれた
「W杯の大舞台で、子供の頃からの憧れだったジーコが監督を務めるチームの一員として、ブラジル代表と対戦する――。夢のような出来事で、この試合を待ち焦がれていた。
この試合も、調子は良かった。左サイドでボールを受け、ドリブルで中へ入り、左のアウトサイドでスルーパス。走り込んだ玉田が、ニアサイドの上隅に叩き込んでくれた。「勝てる」と思った。
でも、GSを突破するには3点差で勝たなければならないという厳しい状況。前半終了間際、ロナウドのゴールで追いつかれたのが痛かった」(注:後半に3失点し、1-4で敗れてGS敗退が決まった)
クラブでは、2004年に浦和レッズへ移籍して中心選手として活躍。レッドブル・ザルツブルク、名古屋グランパスなどでもプレーした後、2014年のFC岐阜(J2)を最後に日本を離れた。
第2回では、ブラジルへ戻ってからの経歴と現在の活動について聞いた。<続く>
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