オリンピックPRESSBACK NUMBER
「石川佳純さんはドトール行きます?」「焼肉おごらせて」卓球・石川がまさかの100分ゲスト出演、オードリーの深夜ラジオは神回になった?
posted2021/09/16 11:01
text by
やきそばかおるKaoru Yakisoba
photograph by
Getty Images
東京2020オリンピック卓球女子団体で銀メダルを獲得した石川佳純が、9月11日放送の『オードリーのオールナイトニッポン』(ニッポン放送 深夜1時~3時)にゲスト出演した。オードリーの若林正恭が、以前から石川の大ファンだと番組で公言していたことがきっかけで実現したものだ。
事の発端は1年前に遡る。2020年8月29日放送の同番組にて、若林が『プロフェッショナル仕事の流儀「石川佳純スペシャル」』(NHK)の素晴らしさを語ったことに始まる。
『Number』の愛読者だという若林。メンタルを特集した号にて、さまざまなアスリートがポジティブ思考の大切さを語っているのを読み、ひとりひとりが生まれ持った才能と強いメンタルを持っていることを実感した。
一方、石川のさまざまなインタビューや『プロフェッショナル』などで、自分の気持ちが負けている事や少し迷っていた事など、弱い部分を見せていることを知り、彼女のさらけ出して話す姿勢に感心。自分もメンタルが弱いという若林は「石川さんはサービス精神に溢れている」と彼女の正直さに関心を寄せていた。さらに「ファンすぎてあまり言えなかったけど、卓球の石川佳純ちゃんが好きすぎて、ラジオでは喋れないレベルまで好きなのよ」と、自分がいかに石川のファンであり、尊敬しているかということを同番組で語った。仕事で辛い事があると石川が出演した『プロフェッショナル』を観ていること。石川のインスタグラムも見ていること。石川の卓上カレンダーを買うか否か迷ったことなどまで明かした。この事は本人の耳にも届き「いつか番組に呼んでください」と直筆のメッセージが届いた。
そんななか、同番組のディレクター、通称“ぼたもち”がダメでもともと……と言わんばかりに石川にオファーしたところ、なんと快諾。石川が登場する1週前の放送では、若林にとって石川はあまりにも憧れの存在なため、石川を前にすると自分は何も機能しなくなることを心配していた。「石川さんは明るくて結構喋れる人。当日は3人のなかで一番喋れるんじゃないの?」と今から緊張していることを明かした。
石川佳純「2代目カスミンです」
さて、いよいよその日はやってきた。若林は朝から緊張のあまりテレビ番組の収録でチャックが開いていることに気づかないまま仕事をしたり、ニッポン放送に到着してから車に二度も忘れ物をしたりと落ち着かなかったそうだ。番組が始まってからも若林は「石川さんを直視できないかもしれない」と心配をしているなか、石川がスタジオに登場。