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《ゴルフ》全英女子オープンの収穫は? レポーター片平光紀が見た渋野日向子の「攻めのゴルフ」と古江彩佳の「強気のパット」 

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南しずか

南しずかShizuka Minami

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photograph byGolffile/AFLO

posted2021/08/24 11:00

《ゴルフ》全英女子オープンの収穫は? レポーター片平光紀が見た渋野日向子の「攻めのゴルフ」と古江彩佳の「強気のパット」<Number Web> photograph by Golffile/AFLO

2年ぶりの王座奪還とはならなかったが、攻めのゴルフを見せた渋野日向子。3日目には一時首位に立った

 見事、大会を制したのは古江のように正確なショットで攻め続けたアンナ・ノルドクビスト(スウェーデン)だった。12アンダーで後続に1打差という接戦。これでメジャー通算3勝目となった。

 実はプロ13年目を迎えるノルドクビストは、今年、スコットランド人男性と結婚したばかり。コロナの影響を考慮して、きちっとした結婚式は来年に延期し、その式場はカーヌスティ・ゴルフ・リンクスから車で約20分のところだとか。ひと足お先に2人の結婚を祝うように勝利の女神がノルドクビストに微笑みかけた。そう思ってしまうほど、不思議な縁を感じるフィナーレだった。

 これで今季の海外女子メジャー大会は幕を閉じたが、日米ともにツアー終盤戦に突入する。古江は国内1勝を目標に掲げ、渋野にはQシリーズ挑戦が待っている。

 由緒あるトーナメントで得た自信と課題を胸に、それぞれ己の戦いが続いていく。

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