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《女子ゴルフ》畑岡奈紗の“安定して強い”理由は? 東京五輪はプロ前からの夢、松山英樹との練習ラウンドで発見も
text by
南しずかShizuka Minami
photograph byShizuka Minami
posted2021/08/02 17:02
米ツアー本格参戦以降も安定した成績を残してきた畑岡奈紗。目標であった東京五輪の舞台で金メダルを目指す
7月24日、畑岡は早々に五輪会場となる霞ヶ関カンツリー倶楽部に姿を現した。同日は五輪の練習可能の初日で、26日までは男女問わず自由に練習できた。そこで、26日は男子の日本代表選手の松山英樹、星野陸也と一緒に練習ラウンドを行った。畑岡が一緒に回ってほしいとお願いしたことで実現したものだった。
以前から「自分の感覚は自分にしか分からない部分があるから」と話すように、畑岡は専属のコーチを帯同させていない。だが、そうは言いつつも、上手くなるため、強くなるため、決して自分だけの殻に閉じこもるはことなく、同組の選手のプレーを参考にしたり、他者のアドバイスを取り入れる柔軟さを持ち合わせる。
「今まで何度か、休みの週とか、(松山さんと)一緒にラウンドさせてもらってたんですけど、試合に入ってからの練習ラウンドってやっぱり、そういう機会はないので、どういうところからアプローチして、どんな想定して練習してるのかなっていうのを見ることが出来たので、すごくよかったです」
同行した男子代表の丸山茂樹ヘッドコーチからは「短いアプローチでも、体の回転をちゃんと使って打つように」というアドバイスをもらった。
昨日よりも今日、今日よりも明日。畑岡は毎日、強くなる。
「(会場に)前入りして、これだけ練習を出来ることはなかなかない」と話すほど、東京五輪本番に向けた準備も順調だ。
日本人女子ゴルファーとして、初のメダル獲得なるか、期待が膨らむ。東京五輪の女子ゴルフ競技は8月4日に第1ラウンドが開始予定だ。