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「大谷翔平は世代を担う才能」ヤンキース主砲が絶賛 松井秀喜に並ぶ31本塁打、投手でも球宴、デュラント&ハメスまで…【Weekly SHOTIME】
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NumberWeb編集部Sports Graphic Number Web
photograph byIcon Sportswire/Getty Images
posted2021/07/05 17:00
ホームランに大喜びする大谷翔平
特大140mの31号で獅子奮迅の1週間を締める
あまりの活躍ぶりに、オリオールズ陣営の警戒度が上がるのも無理はない。3日の試合では二度の2死三塁のチャンスでどちらも申告敬遠されるなど、計3四球で勝負を避けられる。
そのうっ憤を晴らしたのは、翌4日の試合だ。3回の第2打席、相手先発エシェルマンの投じた内角低めのスライダーを巧みにバットに乗せると、グイグイと伸びた打球はセンターのフェンス後部に植えてある樹木を越えて、芝生に転々と転がる。飛距離140mの特大の一撃は、松井秀喜に並ぶ日本人最多31号本塁打のマイルストーンとなった。
また試合中には「投手でのオールスター出場」が決定。“二刀流”での出場は初めてのことで、ダルビッシュ有(パドレス)と菊池雄星(マリナーズ)とともに「日本人3投手が同時選出」という快挙ともなった。
スポイラ誌も「彼はMVPであるだけでなく……」
スポーツの枠を超えて注目されている大谷の活躍だが、アメリカでも同様のようだ。
現地のスポーツ総合誌で知られる「スポーツ・イラストレイテッド」電子版でも、6月29日に大谷の紹介記事を配信。そこでは「彼はアメリカン・リーグのMVPであるだけでなく、今この瞬間の試合における“最高の選手”となっていると推察できる」と、大リーグでのトップオブトップの実力を有していると評価された。
一挙手一投足が見逃せない状態の大谷。オールスターウィークを前にした次の1週間でも、さらなる活躍を見せてくれるか。