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藤浪晋太郎も「いい結果につながりました」阪神の“大阪のおばちゃん”ユニフォームが前々年比1.5倍売れている
text by
Number編集部Sports Graphic Number
photograph bySankei Shimbun
posted2021/06/25 11:04
4月16日のヤクルト戦、今年のウル虎ユニ姿でお立ち台に立つ藤浪晋太郎と小林慶祐。藤浪はこの日1450日ぶりの甲子園勝利に、飛距離131mの本塁打まで放った
「虎の顔を大きくあしらったデザインはこれまでも数回候補にあがったんですが、納得いくインパクトがあるものになるまで3年ほどかかりました。それがついに今年、日の目を見ることにななりました」(同)
冒頭で触れたお披露目の4月のヤクルト戦では雨天中止を挟んで2連勝したタイガース。藤浪は同じくお立ち台でこんな言葉を発している。
「今日(このユニフォームを着た)初戦で勝てたので、このままウル虎の日は絶対に勝つ流れになればいいかなと思います」
次にこの縁起物のユニフォームを着て阪神が戦うのは、7月9日からの巨人、DeNAとの6連戦。熱戦はもちろん、彼らの上半身にもまた注目だ。
ちなみにこのウル虎ユニにプリントされているのは、絶滅危惧種の「スマトラトラ」。ネコ科動物には珍しく、泳ぎが上手で木登りも得意というこの虎のように、頂点へと駆け上がり、トラ党をウルウルさせたいところである。
発売中のNumber1029号は、佐藤輝明の表紙・巻頭独占インタビューをはじめ、大山悠輔、梅野隆太郎、伊藤将司、矢野燿大監督らのインタビューや、藤浪晋太郎のノンフィクション、近本光司×赤星憲広、中野拓夢×井端弘和の対談も掲載。また星野&金本の2003年、ノムさんとF1セブン、亀新フィーバー、JFKなど、これまで阪神に吹いた「新風」を証言でたどる記事も掲載。ぜひご覧ください。