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「批判される側だったのがリスペクトに変わった」BMXのトップ選手が語る、恐怖心を超えて“やばい技”に挑むワケ
text by
矢内由美子Yumiko Yanai
photograph byShuji Goto
posted2021/06/17 17:00
BMXの世界の第一線で活躍し続ける内野洋平(左)と高木聖雄。勝つだけではない、競技の魅力とは
BMXの試合で3人を見るときのポイントは?
最後に、これからBMXの試合を見るときのポイントを紹介しよう。
中村の武器はエアの高さとコンビネーション技。特に最近は、技の難度が上がっている。「今まで海外に行ったら技では負けていて、高さで人との違いを出してきました。でも、逆に言うと高さに頼っていたところもあります。今は技でもしっかり勝負できるようになってきたと思っています」と胸を張る。
高木は「僕の個性は、いろいろな人の話を聞くとどうやら怖いものがないところにあるようです」と言う。「ダブルバックフリップ」に象徴されるように、他の選手がしり込みするような大技を繰り出せるのだ。
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内野は高木について「彼は一発がでかいんです。ボクシングで言うとジャブがない感じ。当たれば強い」と説明する。
内野の特徴は、ストリートというジャンルの要素が入ったスタイル。「他の人がやっていない、自分だけの個性であり、自分だけの道。それをずっと追求しています」と言う。
内野について高木は「ウッチーさんはラップもできて、バンドもできて、オーケストラもできて、だからといって一緒くたにするのではなく、それが合わさった良さがある。他の人には真似できない。10人を比べると断然ウッチーさんの乗り方は他と違っていてかっこいいんですよ」と説明する。
個性と独創性で唯一無二のかっこよさを表現するBMXの世界。スリリングな技の刺激も楽しみながら、アーバンスポーツの魅力を感じてみたい。
公式サイト https://hi-five-mag.wowow.co.jp/