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【新馬戦】ルメール「来年のダービー、予約します」早くも“クラシック本命候補”が? 注目の2歳馬とその実力とは
text by
島田明宏Akihiro Shimada
photograph bySankei Shimbun
posted2021/06/11 11:02
6月6日、芝1600mの新馬戦を勝った福永祐一騎乗のクレイドル。半兄にあたるステラヴェローチェは世代屈指の実力馬に成長した
6月の新馬戦勝ち馬からGIホースが続々誕生
つづく東京第6レース、芝1400mの2歳新馬戦を勝ったのはミルコ・デムーロが乗るビーオンザマーチ(牝、父モーリス、美浦・林徹厩舎)。楽に流れに乗り、直線でしっかり伸び切った。
今週末、6月12日と13日にも楽しみな新馬が出走する。
12日の東京芝1400mには白毛のハイアムズビーチ(牝、父ドレフォン、美浦・萩原清厩舎)、13日の東京芝1800mには外国産馬のフィフティシェビー(牡、父タピット、美浦・藤沢和雄厩舎)、12日の中京芝1600mにはヴィクトリアマイルを勝ったアドマイヤリードの半妹のベルクレスタ(牝、父ドゥラメンテ、栗東・須貝尚介厩舎)などの期待馬が出走を予定している。
冒頭に記した馬たちより前、6月の新馬戦がスタートした2012年はマイネルホウオウとロゴタイプ、13年はレッドリヴェールとイスラボニータ、そして15年はメジャーエンブレムが6月の新馬戦を勝ち、のちにGIを制している。つまり、14年以外は毎年6月の新馬戦の勝ち馬からGIホースが現れているのだ。
先述したコマンドラインに匹敵するか、それ以上の大物が登場するか。今年も6月の新馬戦を楽しみたい。