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大谷翔平“自己最長143m決勝17号”にMLB公式「オーマイガー」 監督も「いつも楽しんでいる」と喜ぶ“笑顔の超才能”
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NumberWeb編集部Sports Graphic Number Web
photograph byGetty Images
posted2021/06/09 17:04
自己最長となる143mの特大17号本塁打を放って笑顔でホームインする大谷
この日の大谷は第2打席でツーベースを放ち、後続打者のホームランを呼び込むなど、エンゼルスの8-1の勝利に貢献した。2年ぶりに開催されるオールスターゲームでも、大谷はDH候補としてノミネートされ、MLB公式サイトでもトップ画像を飾るなど期待の大きさを感じさせる。果たして夢の球宴でもその笑顔と“二刀流”を見られるだろうか。
「エースで4番というイメージだよ」
<名言2>
本当に二人いると思ってるよ。エースで4番だというイメージ。
(栗山英樹/Number828号 2013年5月9日発売)
◇解説◇
二刀流に挑戦するルーキーの大谷翔平について、日本ハムの栗山監督はこう表現していた。“助走”を経て迎えたプロ2年目の2014シーズン、大谷は投手で11勝、打者では本塁打10本という「10勝&10本」という日本人選手初の偉業を達成した。当初、大谷のチャレンジに否定的な意見を挟む者がいたが、結果と数字で黙らせるのだから恐るべしである。
「バッターとしては今でも主力だし、ピッチャーとしても立ち姿、ボールの質、どれを取っても間違いなくチームの軸になれる」
栗山監督はこのようにも語っていた。北の大地で大きく育った大谷は今、アメリカの舞台でさらに高く飛翔している。
<名言3>
彼の才能ならば間違いなく通り抜け、素晴らしい打者になる。
(マイク・ソーシア/NumberWeb 2018年8月4日配信)
https://number.bunshun.jp/articles/-/831511
◇解説◇
大谷翔平にとって唯一の“課題”と言われているのが、左投手との対戦だ。
2021シーズンは主砲のマイク・トラウトが負傷で戦線離脱して以降は“四球攻め”に合うケースが増えるとともに、サウスポーを当てられ、スライダーとストレートのコンビネーションに苦闘するケースもあった。
アメリカに特大のインパクトを残した2018年のルーキーシーズンにも、それは指摘されたことがある。その年の8月4日時点の成績は、以下の通りだった。