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「えっ…大谷翔平って3億円超なのに年俸、安すぎ?」大リーグ強打者の“収入格差”大調査 同僚トラウトはケタ違い金額の…
text by
茂野聡士Satoshi Shigeno
photograph byGetty Images
posted2021/06/03 11:03
エンゼルスの主軸である大谷翔平とトラウト。2人の年俸を比べてみると……
3億円超でもエンゼルス内での順位は……
大谷翔平(エンゼルス/2Way/26歳)
300万ドル(3億2700万円)
うーむ……日本のプロ野球ならかなり高額な部類だが、すごく稼いでいる印象がある大リーグだとどうなんだろう。気になってエンゼルスをソートして見ると、大谷はチーム内11位。同サイトでは「投手」で振り分けられており、投手としては6位である。
活躍ぶりを踏まえれば、やっぱりお値打ちすぎる! と言いたくなってしまう。
続いては、大リーグ全体で見た打者上位10人の年俸だ(1万円未満は切り捨て)。
<打者の上位10人>
1位:M・トラウト(エンゼルス/CF/29歳)
3711万6666ドル(40億4571万円)
2位:N・アレナド(カージナルス/3B/30歳)
3500万ドル(38億1500万円)
3位:M・マチャド(パドレス/3B/28歳)
3200万ドル(34億8800万円)
4位:M・カブレラ(タイガース/DH/38歳)
3000万ドル(32億7000万円)
5位:G・スタントン(ヤンキース/DH/31歳)
5位:J・アルテューベ(アストロズ/2B/31歳)
2900万ドル(31億6100万円)
7位:A・レンドーン(エンゼルス/3B/30歳)
2807万1428ドル(30億5978万円)
8位:B・ハーパー(フィリーズ/RF/28歳)
2753万8462ドル(30億169万円)
9位:P・ゴールドシュミット(カージナルス/1B/33歳)
2600万ドル(28億3400万円)
10位:J・ボット(レッズ/1B/37歳)
2500万ドル(27億2500万円)
おお、まさにケタ違い……大谷の同僚であるトラウトとは10倍以上の差があるし……。
トラウトを筆頭に、メジャーに詳しくない野球ファンでも「あ、聞いたことある選手たちだ」という名前がズラッと並んでいるのではないか。当然、実績を見ても彼らは漏れなく本塁打やOPSなどで超一流の数字を残している。
大谷以外のパワーヒッターの年俸にも“格差”が?
ここ近年、ホームランをガンガン狙っていく「フライボール革命」がさらに進行した。やっぱり大リーグの舞台でも、なんだかんだ言って「ロングヒットを狙える選手」が一番評価されているのだろう。ただそう考えれば、野手・大谷は長打力だけでも魅力的なわけである。年俸が今後、爆上がりするはずと期待したくなる。
ちなみに今季、大谷とア・リーグでホームラン王争いを繰り広げる主な選手の年俸は以下の通り。