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“大谷翔平とイチローの使用バット”保有のコレクターが知る入手方法って? 元祖二刀流・ルース“伝説の1本”は今や1億円超! 

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Aki

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photograph byAP/AFLO

posted2021/05/25 11:01

“大谷翔平とイチローの使用バット”保有のコレクターが知る入手方法って? 元祖二刀流・ルース“伝説の1本”は今や1億円超!<Number Web> photograph by AP/AFLO

誰もが欲しい大谷翔平のバット。MLBでは折れたバットなら手に入るらしい

 加えてこの日は、先日ドジャースへ移籍したレジェンド、プホルスが3000本安打を達成した試合だった。そんな歴史的な1日に大谷が使用したバットで、筆者が当時のMLBオークションで落札し、入手したものとなる。折れた瞬間の写真も残されている。

証明書が付属して販売されるケースも

 では、MLBの実際に使用されたバットはMLBの認証が貼られたものなのだけなのかというと――そうではない。実際に使用されたバットが別の機関等によって鑑定され、証明書が付属して販売されるというケースがある。

 その場合はサインが入れられて販売されるケースがあり、その場合はバットの証明とサインの証明が一緒になされているケースが多い。下の写真は筆者が保有するイチローの2010年の実使用バットであるが、このような証明書が付属する。

 残念ながら筆者が確認できる範囲では――大谷の実使用バットは、MLBオークション以外の別販売ルートでの流通は確認できていない。そのため現状、大谷の実使用バットの入手はMLBオークションの一択になると思われる。

大谷のバットは各シーズン、数本ほど出品される模様

 ちなみに2018年のルーキーイヤーの大谷の実使用バットはシーズン中のもので3本、2019年、2020年もそれぞれ数本出品されたと記憶している。今年も数本は出品されると思われるのでご興味のある方は随時チェックしてみてはいかがだろうか?

 実際に使用されたバット、しかも折れたバットなんて価値が無いだろうと思われる方も多いだろうし、実際に私も妻や娘には"何でそんなものを集めるの?"、"折れてるじゃん?"といつも言われる。

 ただ、筆者にとっては試合の熱気に触れていること、そしてバット痕や折れた跡こそが野球の証であって、これ以上の芸術品・美術品はないと思っている。そんなバットを100年後の未来にも残していけるようにしていきたいと思っている。

【次ページ】 ルースなど“1億円超バット”が数本存在する

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