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藤井清竹くん7歳が「サッカーするためにブラジルに残りたい」と言ったら? 両親の答えは…【日本人初の名門フラメンゴ加入】
text by
沢田啓明Hiroaki Sawada
photograph byHiroaki Sawada
posted2021/05/05 17:04
フラメンゴの一員となった藤井清竹君。彼の挑戦を引き続き追っていきたい
「清竹にも麻椰にも、好きなことをさせたい。サッカーのプロ選手になるためには若くして学業を中断する必要が出てくるのかもしれないが、勉強はいつでもできる。自分がやりたいことができる条件があるときに、それを最大限に生かして頑張ってほしい」
もし「ブラジルに残りたい」と言われたら?
「今後、お二人がブラジルを離れることになったとき、清竹君が『僕はブラジルに残ってプロ選手を目指したい』と言ったらどうしますか」と尋ねたところ、陽樹さんは「本人が望むのであれば」、裕子さんは「こちらに心から信頼できる友人ができたので、彼らに預かってもらうこともできると思う。本人の意思を尊重し、将来の可能性を広げてあげたい」との答えだった。
4月26日、フラメンゴU-7は今季最初のフットボールの練習を行なった。場所はブラジル海軍のスポーツセンターで、約1時間、2対2、4対4などで汗を流した。清竹君の感想は、「とっても楽しかった」。
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ただし、エンゾの姿はなかった。フラメンゴのU-7入団は叶わなかったが、ボタフォゴのU-7に入ってプロ選手の夢を追い続けるようだ。
清竹君の、日本人としては前代未聞の挑戦が始まった。今後も、彼が奮闘する姿を追いたいと考えている。
なお、インスタグラム(https://www.instagram.com/kiyotake2014)で、随時、陽樹さんが清竹君の近況を報告している。ご興味がおありの方は、フォローしていただきたい。
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