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大谷翔平トップタイ7号にMLB公式「ムーンショット」と絶賛… 「芯に当たれば勝手にボールが飛ぶ」恐ろしさ 

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posted2021/04/26 19:15

大谷翔平トップタイ7号にMLB公式「ムーンショット」と絶賛… 「芯に当たれば勝手にボールが飛ぶ」恐ろしさ<Number Web> photograph by Getty Images

25日のアストロズ戦で決勝本塁打を放った大谷

 ちなみにこのシーズン打者として10本塁打を記録し、プロ野球史上初の2ケタ本塁打&2ケタ勝利を達成した。投手としても当時パ・リーグ史上最速の160kmを計測。最終的な成績は投手で11勝4敗、防御率2.61.打者では打率.274、10本塁打、31打点である。

 当時20歳であることを踏まえれば、いずれかの成績でも立派だというのに――投打両面でこの結果を残していたのだから、凄まじいものがある。

オープン戦の頃から漂っていた“冴え”とは

<名言3>
構えに入る前にしっかりと投手が良い角度で見えている。構えた時にも同じように見えて、踏み込んだ時にも同じように見える。
(大谷翔平/NumberWeb 2021年3月9日配信)

https://number.bunshun.jp/articles/-/847291

◇解説◇
 オープン戦で日本人メジャーリーガー最多タイとなる5本塁打。大谷の猛打爆発の予感はシーズン開幕前から漂っていた。その時期から大谷は自身の打撃感覚に冴えを感じていたようだ。特に“打つ前”から投手を見極めて、スイングできていたと証言している。

 ちなみに天才バッターとして鳴らした高橋由伸も「打席内で自然にトップがはまる。この感覚が大切」と話していたという。大谷もこのように続けている。

「投手が投げる前から戦いは始まっている。投手に合わせるのでなく、自分から攻めていく。構えが大事」

 大谷は今もなお、この好循環の真っただ中にいるのだろう。

 なお投げる方でも順調そのものだった。2月27日のライブBP(シート打撃)では100マイル(約161キロ)のストレートを投げ込んでおり、シーズン開幕後の2試合ではともに5回まで投げ切れず勝ち星こそついていないものの、防御率1.04の成績を残している。3度目の登板となる26日(日本時間27日)のレンジャーズ戦で、3シーズンぶりとなる白星を得ることはできるか。

記事内で紹介できなかった写真が多数ございます。こちらよりぜひご覧ください。

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