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大谷翔平トップタイ7号にMLB公式「ムーンショット」と絶賛… 「芯に当たれば勝手にボールが飛ぶ」恐ろしさ
posted2021/04/26 19:15
text by
NumberWeb編集部Sports Graphic Number Web
photograph by
Getty Images
雑誌「Sports Graphic Number」と「NumberWeb」に掲載された記事のなかから、トップアスリートや指導者たちの「名言」を紹介します。今回は現地時間25日の試合で7号本塁打を放った大谷翔平の長打力にまつわる3つの言葉です。
<名言1>
僕は差し込まれたホームランが好きなんです。
(大谷翔平/Number980号 2019年6月13日発売)
◇解説◇
この言葉を口にした大谷のメジャー2年目は、右肘を手術するなど投手としてのコンディションが整わず、打者専念だった。それでも6月は月間自己最多となる9本塁打。当時の実況の決まり文句である「ビッグフライ、オオタニサン!」を何度も耳にしたことだろう。
そんな大谷のホームランボールがスタンドに飛び込む先は、センター方面であることが多い。本人は「レフトに上がってもいいし、ライトに上がってもいい」と言うとともに、こうも語っている。
「身体の近くまで(ボールを)呼び込んで、そこで打ってホームランになるなら、前で捌いたときはかなりの確率でホームランになるよね、という、差し込まれたホームランがけっこう好きかな」
メジャーでこの打撃理論が通用するのだから、恐ろしい。なお大谷はこの年、打率.286、18本塁打、62打点、12盗塁、OPS.848とすべてハイレベルの数字を残した。
昨季の低調のうっ憤を晴らすかのような活躍
翌2020シーズンは新型コロナウイルス禍の影響、そして前シーズンに実施した左ひざ手術の影響もあってか、投打ともにやや低調な数字に終わった大谷だが、2021シーズンはそのうっ憤を晴らすかのような活躍を見せている。
「2番・指名打者」としての出場を続ける中で、快打・好走塁を何度も見せている。そしてこの週末も存在感を発揮したのだ。