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クラシコがモメた日… フィーゴの“炎上”に怯えたセスク、モウリーニョに“目つぶし”された名将の本音とは<写真で回想>
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NumberWeb編集部Sports Graphic Number Web
photograph byTakuya Sugiyama
posted2021/04/10 17:04
懐かしのグアルディオラ監督vsモウリーニョ監督。バルサvsレアルの「エル・クラシコ」はいつの時代も刺激的だった
のちにモウリーニョはこの愚行を反省し、ビラノバとの仲も修復されたとされる。ただ溝が埋まったのは、ビラノバの人間性の部分が大きいと言われる。
「私の人生にはもっと大事なことがあるから。サッカーの1試合が行われる。ただそれだけのことだ。クラシコにまつわる政治や、他のことは別の場所で話し合うべき」
ビラノバは2014年、悪性腫瘍との闘病の末に45年で生涯を閉じた。健在であれば、その卓越した戦術眼は今のバルサにも――という思いがどうしても強くなるが、平和を愛するコメントを残していたのもビラノバが良識派として慕われた証拠である。
ワールドクラスの選手や名将、そしてサンチャゴ・ベルナベウやカンプ・ノウの大観衆が感情を爆発させるクラシコ。世紀を超えて続くドラマが本来の形に戻ることを期待したい。
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