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松山英樹、“10度目”のマスターズは「ピースがぜんぶハマれば」…17年夏から遠ざかるPGAツアー優勝、追い求める“理想のカタチ”とは
text by
桂川洋一Yoichi Katsuragawa
photograph byYoichi Katsuragawa
posted2021/04/08 06:00
オーガスタに乗り込む前、多くのボールを打ち込んだという松山英樹。2011年のローアマ獲得から10年、20代最後のマスターズへ挑む
「何かひとつのことができるようになったら、別のことができなくなるのは、ゴルフをやっている以上、仕方のないこと。当たり前にできていたことが、できなくなることもある。でもそれは自分の変化なんだと思う」
変わることを前向きに受け入れようと必死だ。
ボールを動かすための手段であるべきはずの身体の動き、クラブの動きばかりが頭の中を占拠する。どんなゴルファーにも必ず降りかかる悩みだ。
10回目のマスターズはコンディションはもとより、松山自身が本来のゲームに、スコアメークにいかに集中できるかもカギになる。
「まあ、(マスターズ前は)毎年状態が悪いので。出てまた落ち込むのか、それとも……」
もっとも思い入れの強い大会は、今年も長いプロセスの道半ばにある。それでも、マスターズのティタイムはやってくる。
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