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ダノンスマッシュ&レッドルゼル、2頭の善戦に安田隆行師が涙 「ムーアが褒めてくれた。誇りにしたい」 

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平松さとし

平松さとしSatoshi Hiramatsu

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posted2021/04/02 17:01

ダノンスマッシュ&レッドルゼル、2頭の善戦に安田隆行師が涙 「ムーアが褒めてくれた。誇りにしたい」<Number Web> photograph by Satoshi Hiramatsu

高松宮記念を制し、国内GI初制覇を成し遂げた安田隆行厩舎のダノンスマッシュ

世界的な名手の誉め言葉を「誇りにしたいですね」

 ダノンスマッシュと同じくロードカナロアを父に持つレッドルゼル(牡5歳)を中東へ送り込み、ドバイワールドカップデー当日に行われたドバイゴールデンシャヒーン(GI、メイダン競馬場、ダート1200メートル)に挑戦した。おりからのコロナ禍で、現地には行けず、国内でそのレースぶりを見守った安田調教師は述懐する。

「現地のスタッフにはこちらから指示する事はなく任せていましたが、連絡は毎日とっていました。『落ち着いていて、状態は良い』と報告され、調教のビデオなども携帯で撮ったものが送られて来ました。追い切りには(ドバイシーマCのクロノジェネシスに騎乗するために現地入りしていた)北村友一君が乗ってくれました。その様子も見させてもらい、良い感じだと思いました」

 結果、レッドルゼルは2着に好走した。このカテゴリーに強いアメリカからの遠征馬であるゼンデンにこそ後塵を拝したものの、素晴らしい末脚で善戦してみせたのだ。

「深夜なのでいつもなら寝ている時間だけど、起きてテレビで観戦していました。アメリカの馬が速かったので、4コーナーの位置取りを見た時には『やっぱり厳しいかな……』と感じました。でも、最後に良い脚で伸びてくれました。勝つ事は出来なかったものの、外国の強敵を相手に立派な2着だったと思います」

 とくにレース後のあるコメントに安田調教師は感慨深いものを感じたと続ける。

「騎乗したライアン・ムーアが『追い込み勢には厳しい中で素晴らしい脚を使ってくれた』と褒めてくれたようです。世界的な名手のこの言葉は誇りにしたいですね」

安田厩舎の2頭の今後

 この後、ダノンスマッシュは再び香港へ飛ぶ予定だと言う。4月25日、かの地のシャティン競馬場で行われるチェアマンズスプリントプライズ(GI、芝1200メートル)に出走し、GI3連勝を目指すのだ。また、レッドルゼルに関しては夏場の暑い時期があまり良くないタイプなのでひと息入れ、秋競馬で復帰させる予定だそうだ。両頭の、そして安田隆行厩舎のますますの活躍を期待したい。

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