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【箱根駅伝、新勢力図】高校生トップ5は「どの大学」へ? 高校記録保持者、「非の打ち所がない」大迫傑の後輩…
text by
佐藤俊Shun Sato
photograph byJIJI PRESS
posted2021/03/08 11:00
優秀な高校生ランナーたちはどの大学へ進むのか?
高校ランナー2位・伊藤大志は「早稲田大学」へ
高校生ランナー・2位の伊藤大志(佐久長聖・13分36秒57)は、多くの箱根常連校から勧誘を受けたが早い段階でエンジのユニフォームを選んでいたという。成績優秀、性格も非常に真面目で、キャプテンシーもある。佐久長聖高校の高見澤勝監督が「非の打ち所がない」と語るほどの優等生ランナーだ。
佐久長聖高校から早稲田大学への流れは、日本のトップランナー・大迫傑が歩んだ道だが、伊藤も大迫に負けずとも劣らないポテンシャルを持っている。早稲田のエース候補、キャプテン候補として、1年目から存在感を示していくだろう。
前回の箱根駅伝で4年生が出走したのは7区のみ。1年生では5区19位の諸冨湧、6区8位の北村光、2年生では1区5位井川龍人、4区3位鈴木創士、9区4位の小指卓也の5名が出走して力をつけている。3区6位の中谷雄飛(3年)、2区13位の太田直希(3年)、10区7位の山口賢助(3年)らが最上級生としてチームを引っ張るなかで、課題は山上りの5区。2区を始め往路の主要区間を伊藤が走れることができれば、来年の早稲田はかなり怖い存在になるだろう。
早稲田には、東京都高校駅伝で3区区間賞の石塚陽士(早稲田実・14分08秒79)も入学予定だ。
では、2020年の高校生ランナーNo.1はどこへ行くのか?