「今年がどんな1年になるか楽しみ」

　2月25日、2年目の春季キャンプは順調に終わった。

　一軍が12日にキャンプを打ち上げた以降はそのまま二軍本隊と共に石垣島に残留したこともあり、初めてメディアのいない状況下で静かに調整を行った。19日にフリー打撃登板。24日にシート打撃登板と少しずつ段階を踏んでおり、本人も手ごたえを感じている。周囲の期待と同じように本人も一軍デビュー、本拠地デビューを夢見ている。

「出発、発見、発揮、先発。今年を漢字一字にすると『発』です。ボクも今年がどんな1年になるか楽しみで仕方がない」

 シート打撃に登板した佐々木。一軍デビューに向けて着実に階段を登っている　©Chiba Lotte Marines

　周囲の喧騒はこれからもついて回り消えることはないだろう。

　その中でいつまでも佐々木朗希は自分を見失うことなく道を進んで欲しい。周りの人を幸せにしたいという強い想いをいつか実現させて欲しい。多くの人の心に刺さるような言葉を発する人間になりたいという気持ちを持ち続けてほしい。そして、堂々たるマウンドさばきでファンに大きな夢を提供し続けてほしい。

　なによりもいつまでも普通の青年であってほしい。

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