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引退を早めた? MLB守備の名手・ペドロイアが会見で振り返った「4年前の危険すぎる接触プレー」 

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笹田幸嗣

笹田幸嗣Koji Sasada

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posted2021/02/08 11:00

引退を早めた? MLB守備の名手・ペドロイアが会見で振り返った「4年前の危険すぎる接触プレー」<Number Web> photograph by Getty Images

レッドソックス一筋17年。新人王、MVP、ワールドシリーズ制覇も経験したペドロイア

 米メディアはマチャドのスライディングを「危険なプレー」として非難したが、ペドロイア本人は引退会見で淡々と振り返った。

「怒りなどない。あのプレーは新人の頃でも起こり得たこと。運悪く、僕が普通ではないポジションに入ってしまっただけのことだよ」

「毎試合これが最後だと思ってプレーしていた」

 小さな体で過酷なメジャーを戦い抜くためには日々、スロットルの全力プレーが不可欠だ。こんな例え話もある。

 米国産の大型排気量の乗用車に日本の小型乗用車で勝負するには、車の全ての性能を使い切った上で高い運転技術を持っていなければ、対等には渡り合えない。

 米国カリフォルニア州生まれのペドロイアではあるが、彼は日本人選手同様に体力的なハンディを克服しながらメジャーで戦い抜いた。

「一生懸命にプレーした選手として覚えてもらえれば幸いだ。チームの勝利のために全力を尽くすのが団体競技。少しの悔いもない。毎試合、これが自分の最後だと思ってプレーしていた」

 ダスティン・ペドロイアがメジャーで築き上げたキャリアは、メジャーリーガーを夢見る子供たちに、大きな希望と勇気を与えたに違いない。

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