酒の肴に野球の記録BACK NUMBER
プロ野球選手の出身地別安打数(2020年)を日本地図にすると… 1位大阪、2位兵庫、では3位以下は?
text by
広尾晃Kou Hiroo
photograph byHideki Sugiyama
posted2021/02/03 11:00
坂本勇人の出身地・兵庫県のプロ選手の2020年安打数を合計すると2位。全国地図を見るとどうなっている?
最後に、外国人・外国出身選手も見てみよう。
1米国・649安打(19.1)
スパンジェンバーグ(西)109安打、ロメロ(楽)97安打
2ベネズエラ・347安打(34.7)
エスコバー(ヤ)103安打、ピレラ(広)84安打
3キューバ・316安打(35.1)
ビシエド(中)109安打、マーティン(ロ)84安打
4ドミニカ共和国・172安打(7.2)
アルモンテ(中)63安打、ロドリゲス(オ)42安打
5プエルトリコ・153安打(76.5)
ソト(De)108安打、モヤ(オ)45安打
6台湾・43安打(4.8)
王柏融(日)18安打、陽岱鋼(巨)15安打
7メキシコ・37安打(37)
ビヤヌエバ(日)37安打
8オランダ領アンティル・32安打(32)
バレンティン(ソ)32安打
9米領バージン諸島・28安打(28)
ブラッシュ(楽)28安打
最多の34人の選手がいるアメリカが1位、そしてベネズエラが2位だが、3位のキューバは9人で316安打。ビシエド、マーティンに加えてソフトバンクのグラシアルが71安打。トランプ政権下でアメリカとキューバの国交が制限されていたこともあり、日本に良い選手がやってくるようになった。
MLBだとアメリカ国外では、ドミニカ共和国の選手が一番多いが、日本では2番目だ。
ここ近年、台湾勢が少し元気がない
台湾は、陽岱鋼や西武の呉念庭など日本の高校を出てドラフト指名される選手もいるが、このところ少し元気がない。
こうして地域別に見ていくとNPB球団が古くからある都府県が上位に来ていることがわかる。また「野球王国」のはずが、意外に振るわない地域もある。
この野球日本地図、いろいろ面白い。本塁打、盗塁、投手勝利数、セーブ+ホールド数でも作成したので、引き続きご紹介したい。
記事内で紹介できなかった写真が多数ございます。こちらよりぜひご覧ください。