酒の肴に野球の記録BACK NUMBER
再起を期す東大卒・宮台康平&川端慎吾に元気な嶋基宏 池山監督が語る無観客の寂しさ【ヤクルト二軍キャンプ】
text by
広尾晃Kou Hiroo
photograph byKou Hiroo
posted2021/02/02 17:35
ヤクルトの二軍キャンプ、36歳の嶋基宏が元気いっぱいの声を出していた
バッティング練習では、2015年の首位打者、川端慎吾が早くもケージに入った。いい当たりを飛ばすというよりは、投球の軌道をきっちり見極めている印象。丁寧にバットを振っていた。
池山監督がわざわざスタンドまで来てくれた
そしてありがたいことに、池山隆寛二軍監督に話を聞くことができた。普通はネット裏の一室で話を聞くのだが、今年はメディアは室内に入れない。わざわざスタンドまでご足労いただいた。ICレコーダーをどこに置こうか迷っていると、「僕が持とうか?」と池山監督。誠に恐縮する。
「2月1日にユニフォームを着れることはうれしいですね。現役の時からそうですけど、ユニフォームを着ると気持ちも体もぎゅっとしまってきますんで。何とも言えない気持ちになります」
――二軍春季キャンプで一番大事なことは?
「ルーキーからベテランまで、数多くの選手がいるんですけど、立場も違います。ルーキーは違う環境になって張り切りすぎることもあるので、見極めないといけません。
二軍は一軍のバックアップですから、常に調子のいい選手を上にあげるように推薦しますが、今は二軍の練習風景は映像にして、高津臣吾監督はじめ首脳陣に見ていただいてるので、早く状態を伝えることができるようになっています」