将棋PRESSBACK NUMBER
羽生善治との黄金カード再び! “ゲームの天才”森内俊之50歳、ついにAI導入で「明らかに将棋の理解度が…」
text by
片山良三Ryozo Katayama
photograph byShota Matsumoto
posted2021/01/27 11:01
46歳の若さで順位戦フリークラス入りを決断した森内俊之だが、Number1018号のインタビューで「私の最盛期はこれからです」と力強く宣言している
Number1018号掲載のインタビュー「わたしの最盛期はこれからです」では、こんな印象的なコメントを残している。
「毎日いろんな学びがあります。次にこれを直して行けばいいってことがわかるので、楽しいんです。1年間でかなり吸収できて、どういう手がいいのか、今までとは違った視点で見られるようになりました。名人のときより、明らかに将棋の理解度が上がっていると思います。まだまだ学び切れていない実感もうれしいんです」
「毎日、時間が許す限り触っています」
そう語る表情は、新しい玩具を手に入れた子供のようだった。毎日ですか? と念を押すのはヤボだったようで、「毎日、時間が許す限り触っています」と、こちらが驚く表情を楽しむように、さらに口角を上げた。ゲームの天才が、ついにと言うべきか、将棋に本気を出してきた。
そんな中で迎える宿命のライバルとの一戦。新生・森内俊之なら、再びの名勝負が期待できるはずだ。