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鹿島・三竿健斗を変えた食事革命! 独自のオートミールや“三竿鍋”で過密日程に負けぬ体に【レシピ公開】 

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池田博一

池田博一Hirokazu Ikeda

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photograph byL)J.LEAGUE R)Kento Misao

posted2021/01/27 11:00

鹿島・三竿健斗を変えた食事革命! 独自のオートミールや“三竿鍋”で過密日程に負けぬ体に【レシピ公開】<Number Web> photograph by L)J.LEAGUE R)Kento Misao

代表合宿で測った体脂肪の数値をきっかけに食を見直したという三竿。昨シーズンは大きなケガなくフル稼働できた(右写真はお店で撮影したもの)

 体脂肪の数値が、食事について考えるきっかけの1つだった。それも今や参考データの1つに見え方が変わった。

「僕は結構、数字を気にしてしまうタイプなんですけど、そんなに気にしなくなりました。体重、体脂肪は毎日測っていますが、自分の感覚の方が大事だなと思うようになりました。意識しなくてもいい食事をしているから大丈夫。同じ75kgでも、重いなと感じる75kgなのか、筋肉が引き締まった75kgなのかでは全然違うもの。別に体重が軽くても動けますからね」

 2020シーズン、新型コロナウイルス感染症の影響を受けた年になった。そんななか、三竿自身は手応えを得て終えることができたという。

「2020年から始めた食事は体に合っていたなという感覚があります。過密日程とは言われますが、ACLを敗退してしまったことで海外への移動がなかったので、例年よりは体にかかる負担が少なかった。それでも、大きなケガなく試合に出続けられた。1つの目標としていた“健康でいる”ということを達成できたのはよかったです」

オフは好きなものを好きなだけ

 待ちに待ったシーズンオフは楽しみとして、“好きなものを好きなだけ食べる”と決めた。

「例年より少し長いオフでしたが、自分が課題と思ったことを突き詰めるトレーニングをしながら、大好きなお寿司やラーメンを食べて心の栄養をたくさんとることができました。それと同時に、これまでで一番タイトルを獲りたいと思ったオフでした。いつもタイトルを獲ると覚悟を決めてシーズンに挑んでいるけれど、2021年は今までにないくらい優勝したいという気持ちが強い。その思いをピッチで表現したいと思います」

 アントラーズがタイトルを獲るため、三竿の活躍は欠くことのできない要素だ。

 三竿自身、チームの第一の心臓となるために。

 攻守ともにチームを牽引し、“うまい選手”ではなく“チームを勝たせる選手”への変貌を目指して。

 1月20日にチームは始動。三竿健斗のタイトルに向けた、2021年の挑戦が始まった。

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