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ブラジル人も呆れるネイマールの幼稚さ…コロナ禍に“500人で年越しマラソンパーティ” 【29歳目前なのに】
posted2021/01/06 06:00
text by
沢田啓明Hiroaki Sawada
photograph by
AFP/AFLO
「一体、彼はいかなる世界に生息しているのだろう……。もうすぐ29歳になるというのに、頭の中はまだ幼い男の子のまま」
(ブラジルで最も評価が高いフットボール・ジャーナリストのPVCことパウロ・ビニシウス・コエーリョ)
「正常な社会状況であれば、彼がどんなパーティを催し、どれだけ散財しようが、完全に彼の自由だ。しかし、ブラジルがこのような状況にある現在、良識ある社会人がやることではない」
(国民的人気スポーツ・アナウンサーのガルボン・ブエノ)
12月26日から1月2日朝までの足かけ8日間、ブラジル代表のエース、ネイマール(パリ・サンジェルマン)がリオ郊外で一説には500人とされる、年末年始の“長時間・巨大マラソンパーティ”を敢行した。
会場は緑豊かな木々が生い茂り、プールから人工の湖まであり、宿泊用のコテージも散在する広大な敷地で、家族、友人に加えて親しいスポーツ選手や芸能人らを招待。連日連夜、大音響で生バンドが演奏する中で飲み、食い、踊り、おしゃべりに興じた。
7948万円も費やしたパーティの内実
この一大イベントにネイマールが費やした金額は、約400万レアル(約7948万円)とされる。
ただし、パーティの設営を請け負った会社は「招待客の数は約150人」と発表。ネイマールも、パーティを始める前の会場の様子を撮影した動画をSNSで配信し、「ほら、この通り、小さなテーブルでつつましい晩餐会をするだけなんだ。椅子と椅子の間もたっぷり取ってある。招待客が500人なんてことは全くない。ハッハッハ……」と笑い飛ばした。
ただし小さなテーブルは後に、会場のごく一部を撮影したものと判明。椅子の間の距離も実際には数十センチだった。
そして、招待客の実数は明言していない。