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ブラジル人も呆れるネイマールの幼稚さ…コロナ禍に“500人で年越しマラソンパーティ” 【29歳目前なのに】 

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沢田啓明

沢田啓明Hiroaki Sawada

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posted2021/01/06 06:00

ブラジル人も呆れるネイマールの幼稚さ…コロナ禍に“500人で年越しマラソンパーティ” 【29歳目前なのに】<Number Web> photograph by AFP/AFLO

相変わらずピッチ外でお騒がせのネイマール。2月でもう29歳、幼稚さは直らないのか

ブラジルはコロナ死亡者19万人超というのに

 ブラジルは、1月1日時点で新型コロナウイルスによる死亡者の数が19万5000人超とアメリカに次いで世界で2番目に多く、感染者数は770万人超でアメリカ、インドに次いで世界3番目。1日の死亡者が1000人を超えることもある“新型コロナ超大国”だ。

 ブラジルのメディアと国民は、かくも深刻な状況でネイマールがこのようなパーティを行なったことを痛烈に批判した。

 ネイマールとて、世間一般からこのような反応がありうることは十分に予想していた。

 それゆえ、招待客がパーティの模様を動画や写真で配信しないよう、パーティ会場への携帯電話やカメラの持ち込みを固く禁じた。このことも「新型コロナウイルス感染ではなく、世間からの批判を恐れた」と揶揄された。

地元住民は激怒、中止を訴えた

 パーティ会場近くの住民は、期間中の騒動と騒音、そして外部から新型コロナウイルスが持ち込まれかねないことに激怒し、地元の警察にパーティの中止を訴えた。これを受けて30日、リオ州検察庁は「パーティの詳細と主催者側の新型コロナウイルス対策を調査し、問題があったと判断した場合は処罰を下す」と発表した。

 招待客の数が仮に500人ではなく150人程度だったとしても――日々、大勢の人が新型コロナウイルスで死亡し、病床にあり、あるいは失業や収入減に苦しんでいる状況でこのようなパーティを強行したことには首を傾げざるをえない。

昨季PSGでは素晴らしいプレーを見せた

 2020年3月中旬に欧州でのシーズンが中断されると、ネイマールはすぐにブラジルへ帰国。リオ郊外の別荘に籠り、個人トレーナーと共に約3カ月間、みっちりトレーニングを積んだ。その甲斐あって、7月下旬のシーズン再開後は素晴らしいプレーを連発。8月12日からリスボンで集中開催された欧州チャンピオンズリーグではパリSGの準優勝に大きく貢献した。

 しかし、12月17日にFIFAが発表した2020年の年間最優秀選手(ザ・ベスト=FIFA男子選手)投票では9位と予想外に低い順に留まった。またベストイレブンにも選出されなかった。

【次ページ】 「未熟さが選手としての成長を妨げている」

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