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【朝日杯FS】福永祐一がレッドベルオーブとコントレイルを比較すると… 武豊にとっても重要な一戦に
posted2020/12/19 17:01
text by
島田明宏Akihiro Shimada
photograph by
Photostud
先週の阪神ジュベナイルフィリーズは、1番人気のソダシら無敗馬3頭が上位人気を占めたように、戦前から勢力図がはっきりしていた。それに対し、今週の第72回朝日杯フューチュリティステークス(12月20日、阪神芝外回り1600m、2歳GI)は、昨年のサリオスのような抜けた存在がいないうえに、出走馬の力の比較が難しく、大混戦の様相を呈している。
1番人気予想馬とコントレイルを比較すると
出走馬に2戦2勝の無敗馬が3頭いて、それらが5番枠、6番枠、7番枠と綺麗に並んだ。
1番人気に支持されるのは、それら3頭の隣の8番枠を引いたレッドベルオーブ(牡、父ディープインパクト、栗東・藤原英昭厩舎)だと思われる。
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8月に新潟の新馬戦でタイム差なしの2着に敗れたあと、9月の中京未勝利戦を2歳レコードの1分33秒1で快勝。そして前走、ここと同じ舞台で行われたデイリー杯2歳ステークスを、これも2歳レコードの1分32秒4で制している。
3戦ともマイルだが、楽に先行するスピードがあるぶん抑えの利かないところもあり、行きたがって鞍上の手を煩わせていた。
全兄レッドベルジュールは昨年のデイリー杯の勝ち馬で、父がディープインパクト、母の父がアンブライドルズソングという組み合わせは、コントレイルや2014年の朝日杯を制したダノンプラチナらと同じ配合だ。
主戦の福永祐一がコントレイルとの比較について問われ、「こっちはスピードが勝っている印象」と答えたように、来年のクラシック候補というより現時点ではNHKマイルカップの有力候補であり、名マイラー予備軍の一頭のように見える。