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JCで牡牝無敗3冠馬を迎え撃つ! アーモンドアイが3冠達成時にルメールが語ったこと
text by
島田明宏Akihiro Shimada
photograph byYuji Takahashi
posted2020/11/27 11:00
レースを終えて、クリストフ・ルメールは大きく息を吐いた。アーモンドアイに三冠を取らせる責任を感じていたのかもしれない
「いい夢を見させてくれると思います」
アパパネにつづく達成となり、史上初めて2頭の三冠牝馬の管理者となった国枝調教師はこう話す。
「アパパネのときと比べ、今回は馬のレベルにだいぶ差があると思っていたので、気が楽でした。まだ余裕があるので、これからいい夢を見させてくれると思います」
その「夢」のなかには、凱旋門賞参戦も入ってくる。
「今日のパフォーマンスを見たら、世界にチャレンジする資格のある馬だと思います。ファンも私も夢を追っている。今までにないところに踏み込んでいきたいですね」
凱旋門賞は母国のビッグレースだが、いまだ勝ちのないルメールも、当然、大歓迎だ。
「彼女はレベルが高いので、どこでも行けます。来年、凱旋門賞がメインターゲットになったら、とても楽しいです」
次走は、既報のとおりジャパンカップか。
古馬との初対決でどんなレースをするか、この秋華賞以上の衝撃を期待してもいいのかもしれない。