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現役最強馬アーモンドアイ VS 無敗三冠馬2頭 超豪華、夢のジャパンCに匹敵する2つの“神”レースとは?

posted2020/11/13 17:02

 
現役最強馬アーモンドアイ VS 無敗三冠馬2頭 超豪華、夢のジャパンCに匹敵する2つの“神”レースとは?<Number Web> photograph by Keiji Ishikawa(L),Kyodo News(R)

18年のジャパンCでのアーモンドアイ(左)と10月に無敗三冠を達成したコントレイル。ここに無敗三冠牝馬デアリングタクトを加えた夢対決が実現する

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島田明宏

島田明宏Akihiro Shimada

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Keiji Ishikawa(L),Kyodo News(R)

 デアリングタクトとコントレイルによる史上初となる牝牡の無敗三冠馬対決で盛り上がっている第40回ジャパンカップ(11月29日、東京芝2400m、3歳以上GI)が、さらに大変なことになりそうだ。11月1日の天皇賞・秋で史上初の芝GI8勝という偉業を達成したアーモンドアイも参戦することが発表されたのだ。同馬も牝馬三冠を制しており、3頭の三冠馬による競演という、これも史上初の、夢のような対決が実現しようとしている。

 ただでさえなかなか登場しない三冠馬が3頭も同じ時代に現れ、さらにコロナによって海外遠征が難しくなったことが重なり、日本競馬史上初のスーパー対決が実現することになった。

この超豪華レースに匹敵する対決はあった?

 近年、日本の超高速馬場では勝ち目がないからと、アゴアシつきの招待レースでありながら外国馬があまり参戦してこなくなり、ジャパンカップの存在意義が問われることもしばしばあった。

 ところが、10月初めの凱旋門賞や、11月初めの米国ブリーダーズカップに出走した馬たちも出やすい11月末という時期で、直線が長く紛れのない東京芝2400mという舞台設定であるがゆえに、国内でそれぞれ頂点を極めた馬たちが参戦することになったのだ。芝2400mは「チャンピオンディスタンス」と呼ばれており、最強馬決定戦の場として、これ以上ふさわしい舞台はない。

 史上初の超豪華揃い踏みとなるこのレースに匹敵するスケールの対決は、これまであっただろうか。

【次ページ】 激しい叩き合いを制したのは意外な馬

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