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「メッシよりケビン」って? ラトビアで指導者を目指す中野遼太郎の波乱の1年
text by
中野遼太郎Ryotaro Nakano
photograph byRyotaro Nakano
posted2020/11/20 17:00
指導者のキャリアを歩み始めた中野遼太郎氏。コロナ、監督解任、2ndチームの監督就任と慌ただしいシーズンを過ごした
『ハッピーバースデー、トゥ、ミー』
ラトビアは最後の数試合を残すのみでシーズンが終わります。日本と同様に春秋制だったこと、夏の感染者数が抑えられていたことが功を奏して、無事にシーズンを終えられそうです。
またライセンスについても、自粛期間中はオンラインで進められたこともあり、最後の試験を残すのみとなりました。不合格だったら、何も言わずに消えるので探さないでください。
指導者1年目が、この2020年の混乱と重なったことを、僕は決して忘れることはないと思います。たくさんの経験をさせてくれたクラブと、コロナ禍で単身赴任に切り替えた僕を日本で待ってくれた家族、そして2歳になる娘と半年も離れて過ごした自分自身に「おつかれ」と言いたいと思います。
海外の友人が誕生日に『ハッピーバースデー、トゥ、ミー』と軒並みSNSに投稿してるのを見続けて、自分を労う大切さを学びました。
おつかれさま、また来季も頑張ろう。