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内藤哲也、3冠へG1クライマックス開幕2連勝 棚橋に「背中が遠い」と言わせた男の夢 

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原悦生

原悦生Essei Hara

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posted2020/09/26 11:30

内藤哲也、3冠へG1クライマックス開幕2連勝 棚橋に「背中が遠い」と言わせた男の夢<Number Web> photograph by Essei Hara

G1クライマックス開幕2連勝で勢いに乗る内藤哲也。「3冠」を狙い走り続ける

「順当に、予想通りオレが勝つことでしょう」

 内藤は冷静にセイバーJr.を評価した。そして3戦目となる次の戦いを語った。

「さあ次は、後楽園ホール(9月29日)の後藤洋央紀。どうやら彼は、あのSANADAに勝ったらしいね。奇跡ってさ、やっぱ起きるもんだね。たまに、起きるもんだよ。でも、その奇跡ってのはさ、たまに起きるから奇跡なんであって、その奇跡を今日、起こしてしまった後藤洋央紀。もうおそらくこの先、彼が奇跡を起こすことはないでしょう。つまり、後楽園ホールでは皆様の予想通り、順当にオレが勝利することでしょう。まあ、その先に長岡(10月1日)のSANADA戦も待っているんでね。ここは難なくクリアしたいと思いますよ」

 確かに大方の目は後藤戦の先のSANADA戦に向けられている。新潟出身のSADADAが地元で内藤に勝つんじゃないか、とも予想されている。

「オレは、いつも言っているでしょう。今を大事にできない人間に未来はない、って。だからもちろん、SANADA戦にばかり目を向けずに、次の後藤戦にもしっかり目を向けるよ。まあ順当に、予想通りオレが勝つことでしょう。そしてオレは、無傷で長岡のSANADA戦に向かわせていただきますよ」

 この先、内藤にどんな落とし穴が隠されているのか、それはわからない。でも、内藤は大阪のファンに約束した「3冠」の夢を追い続ける。

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