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まさかの「メロン1万人プレゼント」! ヤクルト池山隆寛二軍監督と北海道・苫前町の幸せな関係 

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長谷川晶一

長谷川晶一Shoichi Hasegawa

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photograph byNaoya Sanuki

posted2020/09/25 08:00

まさかの「メロン1万人プレゼント」! ヤクルト池山隆寛二軍監督と北海道・苫前町の幸せな関係<Number Web> photograph by Naoya Sanuki

現役時代はヤクルト一筋19年、304本塁打を記録した池山隆寛。今季5季ぶりにヤクルトに復帰、二軍監督に就任した

勝つしメロンもらえるし、何てすばらしい日……

 そして、9月16日、17日、「とままえメロンスペシャルday」が開催された。この日、受付ブースに行き、当日のチケットとファンクラブ会員証を提示すると、QRコードが書かれた応募用紙が配られた。すぐにアクセスして、会員番号、観戦日、メロンの配送先を入力する。ものの2分もしないうちに登録完了。あとはメロンが届くのを待つだけだ。

 16日は上田剛史の好守でようやく連敗を止めた。翌17日は投打の歯車がバッチリと噛み合って、1カ月ぶりの連勝を遂げた。興奮と歓喜の中で、僕はふと思う。

(ヤクルトは快勝するし、メロンはもらえるし、何てすばらしい日なのだろう……)

ミスタースワローズ・若松勉の出身地、留萌

 そして、球団関係者の語っていた「先方」という言葉が気になり、手元のスマホで検索すると、どうやら「先方」とは「苫前町農業協同組合」であること。さらに、このイベントが池山隆寛二軍監督との縁で行われたことを知る。

 北海道建設新聞社の公式サイトには8月30日付で、「善意のリレー、スポーツマスクが留萌に」と題されたこんな記事が掲載されている。

善意のリレーでスポーツマスクが留萌に――。建設資材の販売などを手掛ける堀松産商(本社・留萌)は26日、同社が東京表参道で運営するカフェ「HOKKAIDO PIZZA rururu(旧・とままえ風)」を通じて親交のある、ヤクルトスワローズ2軍監督の池山隆寛さんから贈られたマスク2400枚を留萌振興局に届けた。

 この記事によれば、池山さんと親交のある北海道の堀松産商という会社を通じて、北海道留萌の子どもたちにマスクが送られたのだという。ヤクルトファンならば「留萌」という地名にピンとくるはずだ。そう、ミスタースワローズ・若松勉の出身地であり、現役では五十嵐亮太の故郷でもある。

【次ページ】 ヤクルトファンにメロンで恩返し

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#池山隆寛

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