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今季のMLBに起こり得る異常事態。
23日間で27試合の衝撃と奇跡の予感。 

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ナガオ勝司

ナガオ勝司Katsushi Nagao

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photograph byMike Stobe/Getty Images

posted2020/08/13 07:00

今季のMLBに起こり得る異常事態。23日間で27試合の衝撃と奇跡の予感。<Number Web> photograph by Mike Stobe/Getty Images

今季MLBは公式戦が60試合しかなく、すでに4分の1を終えたチームが多い。今季ならではの事情で波乱が予想される。

過去最大の「ミラクル」が来るか。

 ちなみに1986年のメッツは、元巨人のデーブ・ジョンソンが監督をしていて、ワールドシリーズ制覇目前だったレッドソックスのミスをきっかけに逆転優勝したことで「Miracle Mets(奇跡のメッツ)」などと呼ばれているが、同年の公式戦では悪天候による試合中止が相次いだため、今季のマーリンズのように23日間で27試合を消化したそうだ。

 今後も味方であろうが対戦相手であろうが、新たな新型コロナ感染者が出ればさらに試合が中止になり、それがマーリンズ絡みなら今以上の過酷なスケジュールになる可能性もある。

 それでも公式戦が終わり、プレーオフが最後まで行われ、マーリンズやカージナルスのようなチームが優勝できたなら、これはもう1986年のメッツ以上の「ミラクル」と呼ぶしかないだろう――。

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